NEWS&TOPICS
- 令和6年 6月17日
- 令和6年度福井大学地域環境研究教育センター研究紀要論文の募集NEW
- 令和6年 5月16日
- 令和6年度福井大学地域環境研究教育センター研究支援に係る研究課題の募集
- 令和6年 4月12日
- 大学連携講義「地域の自然と環境(福井や日本海地域を中心に)」オンライン
- 令和6年 3月19日
- 第12回福井大学地域環境研究教育センター研究発表会
- 令和5年12月 2日
- 研究紀要「日本海地域の自然と環境 第30号発刊」
福井大学地域環境研究教育センターの活動と概要
◆福井大学地域環境研究教育センターの活動と役割
地域環境研究教育センター長 山本 博文
地域環境教育センターは1963年の豪雪被害をきっかけに設立された低温実験室を母体に、1998年から本学の全学的な組織として設置されています。また、2010年には福井県衛生環境研究センターと環境保全に関する調査研究活動の交流に関する覚書の締結を行い、現在では、地域に密着した様々な環境問題を調査し、地域の環境保全と環境の改善を目的に教育と研究を行っています。
本センターは「自然環境解析」「地域環境計画」「循環環境解析」「環境・人リスクマネジメント」の4グループからなり、様々な専門性を持つ本学の教員および他機関等に所属する研究者も属し、60名以上のメンバーから構成されています。自然科学、工学、医学、人文社会学等の多岐に渡る研究者が「地域環境」をテーマに、交流と連携を行い多くの役割を果たしてきました。例えば2004年の福井豪雨では、災害発生の要因の解析・復興支援、2011年の東日本大震災においては、災害防止に向けた地質や放射性物質の調査等、多くの活動を行っています。2018年の豪雪、2022年の豪雨でも調査等を行ってきました。また、2016年にはJICAの草の根技術協力事業に採択され、「バングラデシュ国パイガサ地域の水・保健環境改善プロジェクト」が開始される運びとなりました。一方で、身近な生活問題であるごみの問題、希少生物保護や福井近郊の大気に関する研究も実施しています。これらの成果は、本センターの紀要「日本海地域の自然と環境」や毎年実施している研究発表会などで発信しています。
教育では、学内と福井県内の大学生を対象に共通講義をそれぞれ開講し、様々な分野からの「地域環境」をオムニバス形式で紹介し、また地域社会へのかかわりも重要と考え、地域文化などを含めた公開講座も行っています。
福井を中心とする地域は基より、様々な地域への貢献も視野に入れております。センターでの活動が皆様の地域環境の助けになることを望んでいますので、お気軽に連絡下さい。
このサイトに掲載されている内容・写真・意匠等の無断転載を禁じます